川西の茶室(積水ハウス)
郊外の閑静な住宅街に佇む茶室のある家。表千家流茶道を指導するため小間と広間、そして水屋を設えました。三畳台目の小間は『不審菴』をモチーフに畳割や意匠などを写しました。ただ茶道口は本歌と同じ吊襖とは別に片引の太鼓襖を向い側に追加しています。また蹲踞を設けた庭と躙口、茶道口、給仕口そして網代襖や水屋も備えて本格的な茶事を行えます。広間茶室と寄付の間にある透し彫欄間はご夫婦と土地への想いが詰まったデザインを提案しました。
◆小間床柱:赤松無垢皮付き
◆小間床框:北山杉天然絞り太鼓落し
◆落し掛:杉柾/杢
◆相手柱:北山杉磨き丸太
◆中柱:赤松無垢皮付き
◆二重棚:桐無垢
◆掛込天井:黒部ヘギ板+晒竹+女竹
◆平天井:蒲芯糸編み+女竹
◆壁止め:赤松無垢皮付き
◆水屋:赤杉無垢+松無垢
◆金物・建具一式