施工事例

郊外の閑静な住宅街に佇む茶室のある家。表千家流茶道を指導するため小間と広間、そして水屋を設えました。三畳台目の小間は『不審菴』をモチーフに畳割や意匠などを写しました。ただ茶道口は本歌と同じ吊襖とは別に片引の太鼓襖を向い側...

本社および工場を郊外に移転した跡地に賃貸住宅を建設することで創業のランドマークとしました。従業員から募ったマンション名『T.SIECRE』(世紀)は今後も創業精神が存続することを願って名づけられました。また社名の一文字『...

経営する病院を兼ねた3Fにご夫婦で茶の湯を楽しむため茶室を造り込みました。四畳半の茶室は光天井を仕込んだモダンな設計ながら、赤松床柱と磨き丸太床框および片引下地窓や地袋を備えて本格的な雰囲気を醸し出しています。また地袋襖...

茶道を指導する施主が京都表千家の『松風楼』をモチーフにした茶室と寄付き、水屋を備えた邸宅は平屋造りで上品な趣です。平書院を設けず透し彫欄間や片引障子と4枚建て建具が三方を囲み、端正な雰囲気で亭主の粋な心意気が現れています...

以前と変わらぬ茶の湯を楽しみたいとのご要望で旧宅の茶室を材料から細かいディテールまで写しました。屋外に面していた躙口と貴人口を今回は三和土内に設えました。雨風を凌げて耐久性を確保することに加えて、茶室としてより見栄え良く...

古民家風の座敷を現代に再現しました。経年変化したように古色仕上げを施し、懐かしい落ち着いた座敷は矩折の広縁を配して障子を開けると庭を眺めることができます。大事な客人を迎えるだけでなく、家族団欒を楽しむ空間でもあります。地...

集合住宅オーナー宅に茶室と仏間座敷を設えました。裏千家『咄々斎』を写した広間と水屋そして広縁・三和土に蹲踞を配した庭があり、本格的な茶の湯を楽しめます。本歌をよりモダンなデザインに昇華した床脇や一崩し天井、そして旧宅で使...

茶道を指導するために小間、広間、寄付き、水屋そして腰掛まで整えました。土間に躙口を設けた小間は三畳台目の風炉先床の構えとして、平天井、掛込天井、落ち天と一種求道的な雰囲気すら漂う空間です。旧宅の床柱を再利用した床框、また...

大切な客人をお迎えするため離れのように配置した12畳の座敷はまずダイナミックな光天井に目を奪われます。一位無垢の床柱や本漆の床框、そして松無垢の書院地板など本物志向の設えは虚飾を排した端正な意匠と併せて、永く愛着を感じる...

建築家吉村順三氏の作風をモチーフにデザインした端正で落ち着きのある座敷としました。特に大切な客人をお迎えするため格式を備えながら、本格的な茶事にも対応する茶室を兼ねます。平書院付の1間半の床の間と丸太長押が絶妙なバランス...